can と could の違い

英語の重要な助動詞である can と could の違いはどういうものでしょうか。まずは、学校で、can は、「~できる」で、could は、「~できた」という風に習ったのならば、それを忘れる必要があります。この二つの助動詞の関係は、単純に現在形と過去形というものではありません。

歴史的に見て、そのように考えることも可能ですが、現代英語では、could は、仮定法として使われることが多いので、時制の違いというよりは、話者の主観的願望・仮想が入っているかどうかの違いということになります。

たとえば、You are such a pleasing person that you can come any time if you like. 「きみはとても面白い人だから、よければいつでも来てもかまいませんよ。」という文章では、can は、可能または許可を表していますが、次のような文章はいかがでしょうか。

You could come any time if you would like to though I might not be able to find time to talk with you all the time. 「君はご希望があるならば、いつ来てもいいですよ。ただし、始終君の話し相手になれる時間がないかもしれませんけどね。」というような場合は、could は、過去を表しているのではなくて、「もしも君が希望をもっているならば」という仮定の意味を表していて、仮定法の用法ということになります。