英文法の習得は英会話に必要か?

英会話の上達に関しては、単語力は非常に重要なファクターです。「会話なんて、所詮は中学レベルの英語で十分ですよ!」と考える人が多いのも事実ですが、知らない単語は話すことが出来ません。これでは会話の幅が極端に狭くなってしまいますよね。

また、仮に聞き取れたとしても、知らない単語である以上、その意味を理解することが出来ません。結局、会話の中で何度も「???」となるんですよ。したがって、ちまちまと単語帳で勉強することだけが得策とは言えませんが、その重要性は皆さんが想像される以上に大きいと考えて下さい。

最悪のケース、むちゃくちゃな文法でも単語を並べるだけでコミュニケーションが成立してしまうのです。一方、英文法はどうでしょうか?英語の上達には「単語力+文法力」の両面での上達が欠かせませんが、あえて「どちらが重要?」に答えを付けるとすれば、「単語力の方が圧倒的に重要」となります。

英文法も「全く必要ありません!」とまでは言いませんが、単語力ほど重要視して勉強する必要はないのです(英会話の世界の話です。TOEICなどでは文法も非常に重要です)。では、なぜ文法力を最優先課題にする必要がないのでしょうか?

そもそも文法力とは、文章を組み立てる「外枠」のようなものです。そこに単語をあてはめて言って、1つの英文として完成するんですね。つまり、英文法が「ハード」であるなら、単語力が「ソフト」となるんですね。ハードは、高機能であるほどに使い方の幅が広がります。

しかし、そこにあてはめるソフト(単語)がなければ、たとえ優れたハードを使用しても意味がないですよね?スッカラカンの文章にしかなりませんから。ならば、たとえ低いスペックのハードであっても、あてはめられるソフトの数が多い方が良いに決まっています。

「最悪のケース、単語を並べるだけでもコミュニケーションが成立する」のはそのためです。つまり、基本的には単語力を鍛えることに集中して、その余力で色々な英文法を学んでおきましょう。しかし、いくら「英文法は重要視しなくても良い」と言っても、それは一般英会話の世界です。

TOEICやビジネス英文ライティングのような資格・スキルの世界や、ビジネス英会話の世界では高い文法力が求められます。さもないと「Uneducated English(教育されていない英語)」となり、決してコミュニケーションの中で顧客等の信頼を勝ち取ることは出来ないのです。したがって、あくまでも文法を重視しなくても良いのは一般英会話の世界であって、それ以外では文法もしっかりと勉強するべきと言えるでしょう。