英語リスニングに「映画」は有効か

英語のリスニング練習のために、「(英語の)映画」を見る方も多いですね。勉強というより、趣味の範囲で楽しみながら練習できるため、これなら三日坊主にならずに練習を続けることが出来そうです。しかし英語教育の世界では、あまり洋画の教材を使うことは推奨されていません。その秘密を紹介していきます。

映画を使った英語の勉強に関しては、「日本語に字幕」を付ける方も多いと思います。英語の音声だけでは理解するのが難しいため、ある意味では仕方のないことと言えるでしょう。しかし、そもそも映画はエンターテイメント用に作られたものであり、英語の勉強向けに作られたものではありません。

したがって日本語の字幕を見ても、「言っていることと違う」や「会話の順番が逆になっている」ということが多いのです。日本語の場合、「明日は雨だから出かけるのはやめよう」のように「理由⇒結果」の順序で話す癖があります。

一方、英語では「出かけるのはやめよう、明日は雨なので」のように「結果⇒理由」と逆になるんですね。これをそのまま日本語の字幕として流すのは不自然であるため、字幕には事前に自然な日本語になるよう工夫が施されています。つまり、この状態でそのまま記憶してしまうと、チンプンカンプンの英語を覚える恐れがあり、あまり推奨できないというわけです。

しかし、ディズニーなどの簡単な英語でまとめられている映画の場合は、多少の効果はあると思います。映画を使った英語の勉強は、どちらかと言うと「子供向けの方法」となるかもしれませんね。