抑揚(よくよう)を付けた英語の発音を身に付けよう!

お坊さんのお経、何を言っているか分からないですよね?たとえ現代的な言葉のお経であっても、なかなか聞き取ることが出来ないのです。なぜか?その最大の秘密は、「スピーキングに抑揚(音の強弱や高低)がない」という点にあります。

ある文章を話す時、その流れの中で抑揚を付けなければ「自然な音」にはならないのです。比較的、棒読みに近い日本語であっても抑揚は大切ですが、英語はさらに抑揚を意識して話す必要があるのです。よく、英会話を学んでいる人の中には、「アメリカ人のようなきれいな発音で話したい!」という方がおられます。

しかし、キレイな発音を身に付ける前に、まずは抑揚を付ける練習をしておきましょう。私は長期留学経験者であり、ごく普通に英語を話しますが、よくネイティブに間違えられます。「発音が日本人らしくない」もあると思いますが、そもそも日本人である私が、アメリカ人と全く同じような発音で話せるはずありません。

二十歳までは日本語しか話していなかった私にとって、100%ネイティブの発音を身に付けるなど不可能なのです。なのに、「ネイティブが話しているみたい!」と言われるのですが、その秘密は「抑揚を付けている」という点にあるんですよ。

つまり、例え発音が日本語のようであっても、正しく抑揚を付けて話せばネイティブの発音に近づくと考えておきましょう。キレイな発音を身に付けることも、自然な英語に近づくための重要な武器です。

しかし「抑揚を付ける」は、「キレイな発音を身に付ける」よりも強い武器になるのです。皆さんが想像される以上に、自然な抑揚を付けた英語を身に付けることは重要なんですよ。では、具体的にどうやって抑揚を付けた英語を身に付けられるのでしょうか?

もっとも効果的な練習法としては、「ニュースアナウンスをそのまま真似る」ということになるでしょう。ニュースアナウンス、特に国営放送のニュースアナウンスが良いのですが、その国や地域の標準語を自然な流れで話すことになります。

したがって、意味は理解できなくても、それをそのまま真似ることで、徐々に抑揚の付け方が分かってくるんですよ。「ここは強めに言うべきだな…」というポイントが、「感覚」として理解できるようになるため、頭でいちいち考えなくても自然に抑揚が生まれることになります。

アメリカ英語ならABCが良いですし、イギリス英語ならBBCでしょう。これらの放送局のニュースアナウンスを、とにかく「そのまま真似る」で練習して下さい。毎日5分間の練習であっても、数ヶ月間で発音に大きな進展が見られるはずですよ。