英語の発音練習はどの程度するべきか?

英会話の習得に関しては、「発音は後回しでも良い」と言われています。しかし、「完全な日本語の発音のままでOK」と考えてはいけません。ネイティブのような発音でなくても構いませんが、やはり完全な日本語発音ではダメなんですね。

したがって、細かい発音矯正は後回しでも良いのですが、「通じる程度の発音」は身につけておきたいものです。というのも、私がオーストラリアに住んでいたころ、ワーキングホリデーで渡豪していた日本人と出会いました。音楽という共通の趣味があったため、すぐに打ち解けて友人となったのです。

ある日、この友人と「デニーズ(ファミレスですね)」に食事に出かけました。私はすでにオーストラリア在住3年目でしたので、特に英語に困ることなく、ウェイトレスさんと雑談を交わしながら注文をしました。

それを羨ましそうに見ていた友人は、食後にコーヒーを注文したのです。ちょうどその時、私はトイレに行っていたため、友人は1人で注文をすることになったのですが、私がトイレから戻ると「押し問答」になっていたんですよ。

別にトラブルになったわけではありませんが、友人は「コーヒー、プリーズ!」と、大きな声で何回も言っていました。もちろん、正しくは「カフィ」なので通じるわけありません。困った顔をしたウェイトレスさんが私を見つけると、「彼は何を注文したいの?」と聞いてきたのです。

「He says he wants to have coffee.」と伝えると、ホッとした表情で厨房にオーダーを通してくれたのです。いかがですか?「どの程度の発音練習をするべきか?」の線引きは難しいところですが、せめて「和製英語と本当の発音の違いが分かる」という程度まで練習した方が良いでしょう。

和製英語風に「ラジオ」と言っても英語ネイティブには伝わりませんし、まして「コンセント」なんか絶対に通じる英語ではありません。私たちが現在使っている日本語には、数多くの和製英語が存在しています。いわゆる「カタカナ英語」ですが、カタカナを使わずして日本語のコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。

「パソコン」なんかどうやって日本語だけで表現すべきでしょうか?「箱形・何でも出来る機械」という感じですかね…?ちなみに、「パソコン」も通じる英語ではありませんよ。「PC(ピーシー)」と言うべきですし、「テレビ」も「TV(ティーヴィー)」と発音すべきです。

前述の通り、キレイな発音の習得は後回しでも良いと思います。しかし、せめて「通じる程度の発音」は初心者の頃に身につけておきたいですね。さもないと、せっかく単語を覚えても、「使い物にならない…」になってしまいますから。