週に1回、1時間の英会話レッスンを受けた場合・・・

英語ネイティブを話していると、「???」となることも多いでしょう。何を言っているのか聞き取れないのです。英会話においてスピーキング能力は重要ですが、口頭でのコミュニケーションを取る場合、スピーキングだけでは意味がありません。

いくらキレイな英語を話しても、「相手の言葉を聞きとるリスニング能力」が不足していれば、双方向でのスムーズなコミュニケーションは難しいでしょう。ある言語学者が試算したところ、日本語と英語の違いを考慮して、「日本人にとって、どの程度のリスニング練習が、英語をごく自然に聞き取れるようになるのに必要か?」を計算したのです。

すると、なんと数千時間ものリスニング練習が必要だとはじき出されました。この試算は決して大げさではなく、今では多くの言語学者が、「日本人にリスニング能力が身に付くまで数千時間かかる」と述べています。仮に、二千時間ものリスニング練習が必要で、毎日1時間の練習をするとします。

となれば、単純計算で2000日、つまり約6年もの歳月がかかってしまうわけです。あるいは、週に1回、1時間の英会話レッスンを受けるとすれば、「2000時間÷1時間×1週=2000週間」もの時間が必要になり、約38年もの時間が必要になると分かるでしょう。

つまり、英会話スクールに通って英語を練習しようとすれば、38年間も通い続けなければいけません。25歳の時にスクールに入会したなら、38年後には63歳になっていますよ…(還暦すぎてる…)。何が言いたいのかと言うと、「スクールの練習量では圧倒的に不足している」ということなのです。

スクールに通うだけに任せており、それ以外の時間の全てを日本語で過ごしているようなら、間違っても英語が話せるようにはならないでしょう。38年間もスクールに通い続けるなら話は別ですが…。だからこそ、スクールに通うのは良いのですが、それ以外でも徹底的に英語を話す環境を作って下さい。

お金持ちの人ならスクールのレッスン回数を増やしても良いですし、格安のネット英会話を利用しても良いでしょう。あるいは、英会話関連の教材を購入して、自宅で練習したフレーズなどをスクールで使う練習法もオススメです。

このように、以前であれば「スクールに通っておしまい」という方がほとんどでした。しかし、時代とともに日本人も賢くなり、「スクールの限界」を知るようになったのです。ならば、上達の壁となる障害を取り除けるような、そんな練習法を心がけたいですね。スクールに任せっきりの人と、スクール以外の練習法も工夫している人とでは、1年間で「雲泥の差」が上達具合に見られることでしょう。