英会話の理解に負荷をかける方法とは?

最近、こんな英語教材を耳にしませんか?「通常よりも早く再生して音声を流し、脳に負荷をかけることによってリスニング能力を鍛える」という教材です。つまり、「英語脳の筋肉トレーニング」をしているような感じですね。

多少強引にでも脳に負荷をかけてトレーニングを行い、リスニング能力を「グイッ!」と引き上げる方法なのです。基本的には「聞くだけ」という練習法が広く取り入れられているので、通勤の時間のつぶし方に困っている人には非常にオススメ出来る勉強法でしょう。

さて、「再生速度を上げて音声をリスニングする」という方法を取り入れた英語教材も多くありますが、「マッスルイングリッシュプログラム」もその1つです。けっこう人気があるらしく、通常の1.6倍の速度で音声を聞くことになります。これにより脳に強い負荷をかけ、「脳の筋肉を鍛える」という練習方法なんですね。

実際に脳に筋肉があるかどうかは知りませんが、少なくとも「荒療治的ではあるが、短期間で効果が出やすい」は納得です。しかし、「短期間で結果が出る」と言っても、そこで満足してはいけませんよ。

というのも、マッスルイングリッシュプログラムのような「脳に負荷をかける」という練習方法は有効なのですが、それでも継続して練習を続ける必要性に変わりはないのです。たとえば、実際の筋肉トレーニングをすると想像して下さい。目の前には10キロの鉄アレイがあります。それを片手で持ち上げて、何回か上げ下げします。

そして鉄アレイを床に置くと、「腕が軽くなったように感じる」となりますよね?しかし、しばらくすると元通りの腕の重さに戻るため、結局は筋トレも継続して行う必要があるのです。そうすることで徐々に筋肉が強くなっていくのですから。

「再生速度を上げて音声を聞く」も、全くこれと同じ仕組みだと考えて下さい。急激に脳に負荷をかけるため、その瞬間は通常の英会話スピードが遅く感じます。つまり「聞き取れる」のです。しかし、しばらくすると通常スピードが普通の速度に感じてしまうため、その積み重ねの必要性は同じと言えるんですね。

したがって、「急にホームステイの学生を受け入れることになった」や「近い将来に海外旅行に行くことになった」という場合においては、マッスルイングリッシュプログラムは非常に有効な教材と言えます。しかし、そうでなければ「継続して行う」を絶対に忘れないようにしておきましょう。実際の筋トレと同じように、継続してコツコツと鍛えていくのが一番良い方法ですからね。