英語の否定文の特性を意識したライティング

ライテイング力の向上には、英語の否定文の特性に気をつける必要があります。単に否定の言葉を使えば曖昧に文を否定できる日本語と違って、否定の仕方に厳密な区別をしているのが英語であることを忘れてはなりません。

たとえば、「全部」と「ない」を組み合わせれば、「全部じゃない」とか「全部ない」といった日本文ができますが、これでは、複数いる人たちのうちどれぐらいの人が否定されているのかわかりにくいです。

5人の人がいて、ある事柄が当てはまるのは、「全員じゃない」といえば、すべての人が当てはまるわけではないように聞こえます。つまり、3人だけが当てはまって、残りの人は当てはまらないと考えられます。

それに対して、5人の人が部屋に、「全員いない」といえば、一人もいないことだと考えられます。前者が部分否定と呼ばれるもので、後者が全部否定と呼ばれるものですが、英語の場合は、別の単語を使って明確に区別をします。

「全員いない」場合は nobody あるいは not anybody、「全員がいるわけではない」場合は、not all people あるいは not everybody となります。このように英語では、部分否定と全部否定を明確に区別するので、ライテイングの向上には、こういった認識が必要となります。